陰陽五行説に由来する野菜の力を引き出す調理方法です。
基本的な調理には調味料はほんのひとつまみの塩を使うだけです。
これは調味料と言うよりも力を引き出す材料というものです。
陰の力・・・上へ、外へ広がろうとするもの
水・夏野菜・ツル性のもの・水分の多いもの・根より茎・茎より葉など
暖かい地域の野菜や果物
身体を冷やす働き
陽の力・・・下へ、中へ、内へと働く力
塩・冬野菜・根菜類など
寒い地域の野菜果物
身体を暖める働き
この二つの力が鍋の中で下から上へと上から下へと力を出し合って野菜が持っているエネル ギーを引き出してくれます。基本的に野菜は丸ごと使います。(一物全体)
この方法で調理すると野菜から出るアクも旨味の一部になってくれます。
灰汁(アク)ってミネラルの凝集、捨てるって勿体ないですね。
陰の強い野菜を鍋の下から順番に重ねていきます。
鍋のフタは蒸気が逃げないよう蒸気穴がある場合は塞いでください。
厚めの鍋が失敗が少ないです。
弱火から始めてください。
一番上に重ねた野菜のにおいがしてきたら、ほぼできあがりです。
できあがった野菜の重ね煮だけでも野菜本来の味がして美味しく召し上がれますが、それに 一手間加えていろんな料理にしてみて下さい。
是非一度挑戦してみてください。
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